遥かなる歴史
桜川市真壁町や大和地区一帯では遠く石器時代の遺跡が数多く発見されており、石斧、石刃、石棺等にすでにその利用を見ることができます。仏教伝来に伴い山岳仏教の聖地として開かれた由緒もあり、その後、鎌倉初期から室町・戦国期にかけての古碑、五輪塔、仏石なども数多く残されているこの時期がこの地の石材業の始まりと伝えられています。明治以降その安定した品質から用途はさらに広がり、迎賓館(赤坂離宮)をはじめ日本銀行、三越本店などの有名な建築物にも使われました。現代に至っても、真壁石は良質な性質を生かし、つくばセンタービルなど幅広い用途に使用されています。