~インドの地より出ずる高貴光明の青糠目~
独特の重厚感が薫るインド産最高級グレー御影
インドの地より出ずる
高貴光明の青糠目
独特の重厚感が薫る
インド産最高級グレー御影

IT都市バンガロールの北東約40km。
デカン高原の大地を走りぬけ村々の奥にひっそりと佇む。
丁場の規模は決して大きくありませんし、その供給量は限定的ですが、
知る人ぞ知るインドの銘石です。
石材は細目であればあるほど良材を選るのが難しいというのが定石です。
H-1はかなりの糠目。その例にもれずかなり採掘の難しい石です。
何人かの開拓者が挑みましたが良材を手にすることができませんでした。
しかし、最後にカラハリで成功した親子がやって来たことでこの石は日の目を見ることがかないました。
その道20-30年の親子が奮闘し、
初期のころは丁場の歩留り率が10%以下(…採掘した石が使える割合。10%以下だと10個採掘して
使えるものが1個以下)ながらも良材を追い求め続けました。
今日では父の遺志を継ぐ息子が掘り続け、
良い層にあたり30%程度(墓石材としては)の歩留り率を維持しています。

このようにH-1は困難を乗り越え、現在に至った銘石です。
糠目で青味の濃い石目はグレー系石種の中でも吸水率が低く、経年変化による色艶の褪めも少なく
ちりばめられた重厚感のある黒雲母の粒子が高貴光明の個性を主張します。
また、職人の造形・研磨技術の高さをそのまま映し出すその目合いは、
職人の腕が試される石と言っても過言ではないでしょう。
是非、腕の立つ職人が作り出した、美しい造形美をご覧ください。

石種データ
素材 色目 圧縮強度(N/mm2) 見掛比重(t/m3) 吸水率(%)
御影石 グレー系 細目 112.46 2.650 0.052

洋墓デザイン例 JSCオリジナル・ドルチェ

和型デザイン例 墓相墓

2000年ミレニアムイヤーに採掘が始まったインド青糠目「H-1」
どこか豪胆さを感じさせるこの石はデザイン性の高い造形によく映えます。

高級墓石材なので、ほぼすべてが日本向けとして輸出されますが、
墓石材にならない石は、地域の建材、環境材として再利用されています。
あまり知られてはいませんが、当社が初期から携わっている銘石です。

インド青糠目H-1丁場位置

India-丁場-インド青糠目H-1王朝石 201107

*時期、堀口により色目が異なります。お求めの際はサンプル事前確認をお勧めいたします。